「テクスチャー(texture)」とは、本来は「織物の織り方や質感」を意味しますが、そこから「材料の質感や手触りなどの感触、風合い、特徴や表面の様子、見た目」等を指す言葉としても使われています。
様々な業界で使われる言葉でもありますが、建築設計の場では、単純に材料や素材感という意味で使われるだけでなく、どのような素材を用いて空間を仕上げるかといった空間造形のパターンを表現する際にも使われます。
たとえば無垢材や木目の材料を多用することで、ナチュラルで温かみのある空間を演出でき、タイルや金属を使うことで、モダンな印象になります。
よって使用する建材の質感や表面の模様、手触りなどの感触によって空間が持つ印象が異なるため、建築物や空間をデザインする際はテクスチャーにもこだわる必要があります。
また出来れば、様々なテクスチャーを自分の感触でも選定したいものです。
弊社でも無垢材のフローリングを扱っていますが、その中にもいろんな足感触の質感があります。
例えば、木目を立体的に浮き立たせた浮造り仕上げ。無垢材ならではの風合いが際立ち、素足に心地よい質感です。また表面に凸凹を施す仕上げにより、傷がついても目立ちにくく、適度にすべりにくいため歩きやすくなります。